2013.06.06

「超王祿」のお知らせ、超辛純米が新しくなりました。

超辛純米の誕生は20年前
主張をしすぎず どんな料理も引き立てることの出来る
キレの良い純米酒を造りたい 無心で取り組んでいた時期でした
結果として当時異例の日本酒度+14の酒に到達した時
「超辛純米」という名を掲げました
皆さまのおかげをもちまして超辛純米は今や王祿を代表する銘柄となりました
ところが この「超辛」という二文字が
本来の酒の持っている可能性や広がりを生かせなくしていることに長年悩むことになりました

2011年
東日本大震災がおこり 日本中に激震が走り 大きく揺れ動きました
私共の大切な特約店であり大きな心の支えであった相馬市の根本酒店さんが被害に遭いました その後語るに尽くせないご苦労の末
再出発を果たした伊達市の 新生「根本酒店」
万感の思いを胸に 初めて私がその店を訪れた時
そこで大切に飾ってあった王祿のダミー瓶の前に書かれていたメッセージに
胸を打たれました

「王祿 今を超えてゆく為に」

酒は単なる嗜好品ではなく 人と人を繋ぎ心を和らげ慰める そして時には大きな支えとなり力を与える
その役割は非常に重いものだと考えます
科学の進歩と共に 日本酒醸造技術もめざましい進歩を遂げ続けています
だが 常に普遍であり続けなければならないものがあるとすれば
それは 造り手の志のみであると言えるでしょう

今の王祿を超える王祿

これ以外に 王祿を代表する銘柄に育てていただいた「超辛純米」の
新たな名としてふさわしいものはないと考えました
この名に恥じぬ酒造を続けて参ります



               平成二十五年六月吉日 王祿酒造有限会社
                               石原丈径

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