丈径blue
(たけみちブルー)
直汲み

丈径blue(たけみちブルー)

55%精米 純米吟醸

丈径をこの世に出して丸20年が過ぎた。
初めての1本は、小さな酛タンクだった。
淡麗辛口全盛の頃、重くて味が多くて自己主張ばかりする酒。
それが私の初めて造った酒だった。

あれから丸20年、毎年醪は暴れに暴れ、組み伏すのに難儀する。醪の段階から強烈な個性を主張し続ける丈径を進化させ、現在の味に到達した。

4年前、この固有の個性をさりげなく主張しながら、爽やかでなおかつ呑み疲れない度数(15度台)の酒が欲しい。そう思うようになり、また、試行錯誤を繰り返すこととなった。

そして、奇しくも27BY。
着々と作付面積を増やしてきた地元東出雲町の山田錦が、近年希に見る豊作の年だった。
溪も超王祿も、需要と供給のバランスを崩し、出荷制限をかけていた時期だった。
既にご承知の通り、東出雲町産の山田錦を全量使用した超王祿は、毎年平均仕込み2本を醸している。
そうだ、この米で、地元東出雲の山田錦で溪を造ろう。

当然どのタンクも同じだが、仕込み始めから理想的なBMD曲線を描いて、溪になるよう完璧な操作をした。
直汲みを口に含んだ瞬間、予期していた事がやはり起こっていた・・・
それでも、強引に原酒を全て15.3%に加水し、氷温での熟成を開始した。
6月、熟成期間を終えて出来上がった溪本生は、溪本生ではなかった。

それは、明らかに丈径だった。

2016年9月。
王祿特約店(チーム王祿)全店に集まってもらった席で、初めて披露した。
溪の(青みを帯びた透明)ボトルに入った丈径。
いつの間にか僕の大切な人たちはこう呼ぶようになった。
「丈径blue」の誕生である。

[容量・価格]
直汲み720ml 2,322円 / 1,800ml 4,288円

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